糖尿病とステーキ

私の外来に通院していただいている糖尿病患者のなかに、
「この前の検査で糖尿病の検査結果が悪かったから、大好きなステーキ(肉)は控えて、健康的にさらっとうどんなどの麺類ですましてますよ!」糖尿病とステーキ
とおっしゃる方がおられます。血糖コントロールのために、大好物のお肉料理を控える積極的な姿勢に主治医である私もうれしくなるのですが、このような方の血液検査の結果をみるとお肉を控えるようになってからもあまり検査結果の改善がみられないことがよくあります。
時には前よりも悪化していることさえあります。その結果をお伝えすると「なんだ、あんなに我慢したのに。。」とかわいそうなくらいに肩を落とされます。一体なぜこのような現象がおこったのでしょうか?

実は食後の血糖を上昇させる成分として大きな影響力を持つのは「炭水化物」です。炭水化物は別名「糖質」といわれますが、これは食べた炭水化物が腸から吸収されていよいよ血液のなかに取り込まれる際には「糖」になっているからです。
一方、肉類はおもに蛋白質であり、蛋白質の食後の血糖に対する影響は炭水化物よりも大幅に少ないのです。ある報告によりますと、うどんの血糖を上昇させる力はサーロインステーキの約2倍といわれています。つまり血糖値をあげないために食事のなかでもっとも気をつけなければならないのは炭水化物なのです。
私は患者さんにわかりやすく説明するために「米、麺、パン、砂糖類などの白物食品(白物家電ならぬ。。)の食べ過ぎには注意してください。」とお話しています。

では炭水化物は身体にとって害でしょうか?これは違います。炭水化物も3大栄養素(炭水化物、蛋白質、脂質)といわれるくらいに重要な栄養素です。炭水化物が吸収されて糖になると、体はその糖を脳や筋肉などの身体中の器官でエネルギーとして利用します。つまり血糖が上がるからと炭水化物を長期にわたって摂らないような偏った食事をすると、身体がエネルギー不足に陥ってしまい、さまざまな健康障害がでてきます。 また逆に肉は血糖が上がりにくいからといって、肉食に偏りますと尿酸値やコレステロール、中性脂肪の上昇など他の問題がでてきます。

さまざまな食品をバランスよく食べることが望ましいのですね。

2012年10月1日(文)院長:荒牧陽

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